小保方さんが手記を出版すると聞いて驚きました。あの涙の記者会見から静かだったのは手記を書いていたからなんですね。
STAP細胞があるかないかは、まあ置いておいて、(STAP細胞はあると思います。でも小保方さんの方法ではきっと無理でしょうね)あの記者会見の小保方さんのイメージ戦略は完璧だったと思います。黒やグレーではなく紺色のワンピースを選んだところなんかさすが!と思いました。黒では強すぎるし、グレーだと地味すぎます。
紺は知的さと誠実さを印象づけるのに最適ですし、スーツではなくワンピースだったのも女性性を強調して、か弱い女性が孤立無援でがんばっている感がでていました。
小保方さんはみたところウエーブのようで、柔らかいワンピースがよく似合っていましたしね。お化粧も少しやつれた感じが上手く出ていましたし、髪の毛もやり過ぎにならない程度に整っていました。世間知らずのお嬢さんが大人にだまされて、でも自分の正当性をなんとか証明したい、というパフォーマンスを見ているようでした。
この会見の後から世の中の結構な方々には(特に男性!)「彼女も被害者だ」論まで出てきました。もし小保方さんが黒のきちっとしたスーツを着用して髪の毛もぼさぼさだったら、こんなに擁護派が出たでしょうか?会見の映像を見ないで文章だけで彼女の弁明を読んだとしたら、あの会見で彼女はこんなに支持を集めることができたでしょうか?
実験の結果よりも自分の魅力がどこにあるか、どう演出したらいいかを彼女はよく知っているんでしょう。
何を言っているか中身が重要、もちろんそうです。が、人は自分で意識していないところでいろいろな判断を瞬時にする生き物なんです。そして人間は情報の87%を視覚から得るとも言われています。視覚に訴える効果、小保方さんはそれを上手に利用できる人なんだと思います。
そこそこの会社に入ってOLをしていたら、おじさま上司に可愛がられ、お局様に嫌みを言われつつ互角に戦って(というかお局様の方がダメージ受けるだろうな)結構な玉の輿に乗れたんではないのかな。才能の使い方を間違っているよ、もったいない、と思った次第です。
ちなみに私は手記を読んでみたいです
(でも彼女に印税が入るのはいやだから買いませんよ〜)(・ω・)