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一汁一菜とファッションの共通点|シンプルに心地よく暮らすということ

2017-12-14

土井善晴さんの『一汁一菜でよいという提案』を読んでいます。

一汁一菜でよいという提案 表紙
土井善晴著『一汁一菜でよいという提案』

これはもはや哲学書だと思います。

レシピはほとんど出てきません。食べるということを通して、生活や生き方を丁寧に見つめ直す、そんな本です。

かつて日本人は、特別な日(晴れの日)と日常(毛の日)の食事を分けて考えていたけれど、今は日常でもご馳走を求めがち。

この本のテーマは、「もっとシンプルに暮らしていいんだよ」ということ。

一汁一菜とは、ただの「和食献立のすすめ」ではありません。「システム」であり、「思想」であり、「美学」であり、日本人としての「生き方」だと思います。

料理の話をしながら、私は洋服のことも重ねて考えていました。

雑誌では「1ヶ月着まわしコーデ」特集がよくありますよね。私も好きで読んでいましたが、毎日違う着こなしって…正直、無理!(・_・;)

というか、毎日違うコーデをしなきゃいけないなんて、誰が決めたんでしょう?

真面目な日本人ほど、「雑誌通りにしないと」「流行の服を着ないと」とプレッシャーを感じてしまうのかもしれません。

でも、そんな必要はまったくないんです。

ごはん+味噌汁+香の物でOK、という一汁一菜の考え方のように、洋服もベースさえ整っていれば十分。

そこに旬のアクセントをちょこっと足すだけでいい。


もう一冊の本と“共鳴”したこと

そんな思いでいたとき、偶然出会ったもう一冊の本がこちら。

野宮真貴さんの『おしゃれはほどほどでいい』です。

おしゃれはほどほどでいい 表紙
野宮真貴著『おしゃれはほどほどでいい』

ピチカート・ファイヴのボーカルとしても有名な野宮さん。初めて見たとき「なんておしゃれな人なんだろう」と衝撃を受けたのを覚えています。

この本の中でも、彼女が土井善晴さんの一汁一菜に感銘を受けたと語っています。

料理が苦手な私は「一汁一菜」という型を授かったことで、料理上手でなくても料理への苦手意識はなくなりました。

それをおしゃれに当てはめるなら、「おしゃれの自分の型」を持てばいいのだと思います。

まさにそれ!と思いました。

おしゃれも、自分の“型”を決めてしまえばすごく楽になる。

そして野宮さんも「1ヶ月着まわしコーデよりも、毎日同じ服でもいい」と書かれていました。

そろそろ私たちは、「着こなし」という呪縛から、そっと自分を解放してあげてもいいのかもしれません。


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